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レベニューシェア型システム開発・Web開発(Revenue Share)

初期投資を抑え、成功を共に追う

基本的な考え方

レベニューシェアとは、システム開発・Web開発の開発費を将来の売上に連動させる報酬設計です。初期費用を抑える代わりに、私たちが事業リスクの一部を負担します。単なる「開発会社」ではなく、事業の成否に責任を持つパーティメンバーとして。このモデルは、私たちの覚悟の表れです。

こんな方に向いています

  • 新規事業で、初期投資を抑えたい
  • MVP検証から始めたいが、予算に制約がある
  • 長期的な関係性を築きたい
  • 売上データを透明に共有できる

仕組みのポイント

  • 適切なシェア率の設計
  • 最低保証の設定(セーフティネット)
  • 3年ごとの契約見直し
  • 月次での透明な収益集計

レベニューシェア契約の仕組み

レベニューシェア型のシステム開発では、開発会社が開発費の全部または一部を先行負担し、リリース後の売上から事前に合意した割合で分配を受けます。発注者は数百万円〜数千万円規模になりがちな初期開発費を大幅に圧縮でき、開発会社は売上が伸びるほど報酬が増える。双方のインセンティブが「事業を成功させること」に揃うのが、この契約の本質です。

報酬フローの例

  1. 1. 事業計画とシェア率・最低保証・契約期間を合意
  2. 2. 開発会社が開発費を先行負担してシステムを構築
  3. 3. リリース後、月次で売上を透明に集計・レポート
  4. 4. 合意した割合で売上を分配(最低保証を下回る場合は保証額)
  5. 5. 定期的な契約見直しで、事業の成長に合わせて条件を再協議

※ 類似の用語に「プロフィットシェア」がありますが、こちらは経費控除後の利益を分配基準とする方式です。売上基準のレベニューシェアは集計がシンプルで透明性を確保しやすいため、システム開発・Web開発・アプリ開発ではレベニューシェアが主流です。

発注者にとってのメリットとデメリット

メリット

  • 初期開発費を大幅に抑えて事業を開始できる
  • 開発会社が売上に本気でコミットする体制になる
  • リリース後も改善・グロースまで伴走が続く
  • 事業リスクを開発会社と分担できる

デメリットと当社の対処

  • 事業が成功するほど、累計の支払いは固定報酬を上回りうる→ 契約見直しの機会を定期的に設け、条件を再協議できる設計に
  • 売上の集計方法を巡って認識がずれるリスクがある→ 分配対象と計測方法を契約で明文化し、月次でレポート
  • 開発会社側の審査があり、全ての案件で利用できるわけではない→ 適さない場合はマイルストーン型・固定報酬型を提案

分配割合の考え方と、契約で定める条項

レベニューシェアの分配割合に、一律の相場はありません。開発規模・想定回収期間・リスクの分担度合い・リリース後の運用体制によって、案件ごとに適正な割合は変わります。重要なのは割合の数字そのものではなく、双方が長期的に納得し続けられる設計になっているかどうかです。契約書では、少なくとも次の項目を明確に定めます。

分配の対象範囲

どの売上を分配基準に含めるか(手数料控除前後など)

計測方法とレポート

売上データの集計方法・頻度・監査可能性

分配割合と最低保証

シェア率、ミニマムギャランティの金額と条件

知的財産権の帰属

ソースコード・デザイン等の権利と契約終了後の扱い

契約期間と見直し

契約の有効期間、定期的な条件再協議のタイミング

撤退・終了条項

中途解約時の精算方法、事業譲渡時の取り扱い

Web開発・アプリ開発・ゲーム開発での適用

レベニューシェアは、売上がデジタルに計測できる事業と相性が良い契約形態です。WebサービスやSaaSのサブスクリプション収益、ECの取扱高、アプリ内課金など、透明に集計できる収益構造があれば設計しやすくなります。一方、売上の計測が難しい社内システムや、収益化までの距離が遠い研究開発型のプロジェクトには不向きです。

ゲーム開発とレベニューシェア

ゲーム業界では、パブリッシャーとデベロッパーの間でレベニューシェア契約を結ぶことが商習慣として定着しており、特に馴染み深いモデルです。ストアプラットフォーム(App Store / Google Play / Steam等)の手数料を差し引いた後の金額を分配基準にする、運営費・サーバー費の負担を分配設計に織り込むなど、ゲーム特有の収益構造を踏まえた契約設計を行います。インディーゲームや事業会社のゲームプロジェクトを、初期費用を抑えた座組みで立ち上げることができます。

固定報酬型・マイルストーン型との比較

レベニューシェア型マイルストーン型固定報酬型
初期費用大幅に抑制工程ごとに分割一括(見積り確定)
リスク分担開発会社と分担段階的に管理要件定義の精度に依存
向くケース新規事業・MVP検証・ゲーム仕様が段階的に固まる開発仕様確定済みの案件
関係性長期・共同事業型中期・伴走型短期・納品型

よくある質問

Q. レベニューシェア型のシステム開発とは、どのような契約ですか?

A. 開発費用の全部または一部を初期に受け取らず、リリース後の売上(レベニュー)から事前に合意した割合で分配を受ける契約形態です。発注者は初期投資を抑えて開発を始められ、開発会社は事業の成功に直接コミットします。受託開発と共同事業の中間に位置するモデルです。

Q. 分配割合(シェア率)の相場はどのくらいですか?

A. 一律の相場はありません。開発規模、想定される回収期間、リスクの分担度合い、リリース後の運用・改善をどちらが担うかによって案件ごとに設計します。私たちは事業計画を一緒に確認した上で、双方が納得できる割合と最低保証の組み合わせを個別に提案しています。

Q. プロフィットシェアとの違いは何ですか?

A. レベニューシェアは「売上」を分配の基準にするのに対し、プロフィットシェアは経費を差し引いた「利益」を基準にします。売上基準は集計がシンプルで透明性を保ちやすく、利益基準は経費の定義や按分の合意が必要になるため、システム開発ではレベニューシェアが採用されることが多くなっています。

Q. 最低保証(ミニマムギャランティ)とは何ですか?

A. 売上の多寡にかかわらず、開発会社に支払われる最低限の金額を定める仕組みです。売上がゼロでも開発会社の稼働コストの一部が補償されるセーフティネットであり、発注者にとっても開発会社が無理のない体制で継続的に関与し続けられる担保になります。当社のレベニューシェア契約でも設定を基本としています。

Q. 開発したシステムの著作権・知的財産権はどちらに帰属しますか?

A. 契約で個別に定める事項です。一般的には、発注者への帰属、開発会社との共有、ライセンス許諾など複数のパターンがあります。レベニューシェアでは双方が事業の成功に利害を持つため、分配の対象範囲・契約終了後の扱いとあわせて、契約時に明確に合意しておくことが特に重要です。

Q. 途中で契約を終了することはできますか?

A. 可能です。ただし、開発会社が初期に負担したコストの精算方法(撤退条項・買い取り条件など)を契約時に定めておく必要があります。私たちは3年ごとの契約見直しを基本とし、事業環境の変化に応じて条件を再協議できる設計にしています。

Q. ゲーム開発でもレベニューシェアは利用できますか?

A. 利用できます。ゲーム業界ではパブリッシャーとデベロッパー間のレベニューシェアが商習慣として定着しており、親和性の高い分野です。ストア手数料(App Store / Google Play / Steam等)を差し引いた後の金額を分配基準にするなど、ゲーム特有の収益構造を踏まえた設計を行います。UnityやUnreal Engineを用いたゲーム開発の座組みからご相談いただけます。

このモデルを選ぶ意味

Revenue Shareは、最もリスクが高く、最も覚悟が問われるモデルです。だからこそ、私たちは本気で向き合います。売上が立たなければ、私たちも報酬を得られない。だから、事業の本質を問い、本当に価値あるものを作ることに集中する。